先日、財務省より2024年の貿易統計が発表されました。
それによるとバナナの輸入数量は104万トンとなり2023年より若干上回る結果となりました。
主な産地はフィリピン産で変りがありませんが、最近はベトナム、ラオス、カンボジアなど
からも輸入されており、産地が多角化されているのがわかります。南アジア諸国では、数年
前より中国向けにバナナ農園が開発されており、その一部が日本や韓国など東アジアにも
出荷されていることになります。 この表にある、CIFとは日本に持ってくるまで要した費用
(主にドル価にて円に換算したもの)を示しており、昨今の円安によりキロ当たりの価格
も上昇していることがわかります。 店頭でバナナ価格があがっている背景もそこにあります。
一方、国産に目を移すと近年100万を超える超える果実はなく、ミカンやりんごでも70万トン
前後と、その差は大きなものとなっています。 バナナは果物というよりもはや食糧のレベル?
と口にする方もおられるほどです。
