今日、先月の貿易統計が更新されましたので2024年の入荷総数を集計してみました。
この統計は、輸入者が税関(財務省管轄)に輸入申告をした数字を集計したもので、
日本政府が発表する正式な数字となります。輸出入品にはHSコードといわれる番号
で申告され、それを基に統計がとられています。
さて、輸入果実ですが統計をとり始めて以来1位は何と言っても「バナナ」です。
2位のパイナップルとは1桁違いますのでその多さがわかって頂けると思います。
バナナはここ数年毎年100万トンを超える輸入量になっています。人口が減っている
にもかかわらず輸入量が安定しているのは、高齢者に大きく支持されているから
かもしれません。戦後すぐの世代には病気をしないとバナナが食べられなかったという
のは遠い昔話になってしまったようです。
20年ほど前までは、2位の座はグレープフルーツが占めていましたが、年々数量を減らし
今や往時の2割程度まで減っているようです。その昔グレープフルーツ専用のギザギザ
スプーンがあったことを知っている人は、さてどれだけいらっつしゃるか、、、。
その他いろいろな輸入果実がありますので、ランキングを見てあれこれ想いを巡らせ
てみては如何でしょうか?
